まず「何を動かしたいか」を決める
ポータブル電源は容量(Wh)で価格が大きく変わります。用途を決めないと、高すぎるものを買うか、必要なときに足りないかのどちらかになります。
| 用途 | 必要な容量の目安 | 代替手段 |
|---|---|---|
| スマホの充電だけ | 不要。モバイルバッテリー20,000mAh(約70Wh)で十分 | モバイルバッテリー |
| スマホ + LEDランタン + 扇風機を3日 | 300〜500Wh | 乾電池式の機器 |
| 上記 + 電気毛布や小型冷蔵庫 | 1,000Wh前後 | 車のシガーソケット |
| 在宅医療機器(酸素濃縮器など) | 1,000Wh以上 + 機器の消費電力を確認 | 電力会社・機器メーカーに相談 |
容量の計算
機器の消費電力(W)× 使う時間(h)=必要なWh。実際は変換ロスがあるため、合計の1.3倍を目安にします。
例: LEDランタン5W × 8時間 = 40Wh、スマホ充電15W × 2時間 × 家族3人 = 90Wh、扇風機20W × 8時間 = 160Wh。合計290Wh × 1.3 ≒ 380Wh。3日分なら1,100Wh、または太陽光パネルで日中に充電する。
出力
定格出力(W)が機器の消費電力を下回ると動きません。電気ケトルやドライヤーは1,000W以上を消費するため、小型の電源では使えません。純正弦波(正弦波)出力でないと、医療機器や一部の家電が正常に動かないことがあります。
充電方法
- コンセント充電にかかる時間(フル充電まで何時間か)。
- 太陽光パネルに対応しているか。停電が長引くと唯一の充電手段になる。
- 車のシガーソケットから充電できるか。
安全性と寿命
- 電池の種類。リン酸鉄リチウムは寿命が長く発火しにくい。三元系リチウムは軽いが寿命が短め。
- PSEマークの有無。
- 保管は満充電ではなく60〜80%で、高温を避ける。半年に一度は充放電する。
- 使用中は熱がこもらないよう周りを空ける。
買わないという選択
停電の主な困りごとはスマホの充電と明かりです。モバイルバッテリー2台と乾電池式ランタン、車があればシガーソケット充電器で、多くの家庭の3日間は乗り切れます。ポータブル電源は、医療機器や乳幼児のミルク用の湯沸かしなど、電気が止まると困る具体的な用途がある家庭が優先です。
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