付けることが決まっている
住宅用火災警報器は、新築の住宅では2006年6月から、今ある住宅でも2011年6月までに、全国で設置が義務になりました。罰則はありませんが、命を守るための決まりです。
消防庁によると、2024年の火災37,141件のうち住宅の火災は11,839件(約3割)でしたが、火災で亡くなった1,451人のうち1,109人(約7割)は住宅の火災によるものでした。2020年から2023年の4年間の住宅火災では、警報器が付いていた場合、付いていない場合に比べて死者数と損害額は半分に、焼けた床の面積は約6割少なくなりました。
付ける場所
基本は 寝室 と、寝室がある階の階段の上(1階の階段は除く)です。市町村の火災予防条例で、台所やほかの居室にも付けることになっている地域があります。お住まいの市町村の消防本部で確かめてください。
種類
| 分け方 | 種類 | 内容 | 向く場所 |
|---|---|---|---|
| 感知のしかた | 煙式(光電式) | 煙が入ると音や声で知らせる | 寝室、階段(ここは煙式と決まっている) |
| 熱式(定温式) | まわりが一定の温度になると知らせる | 台所、車庫など、煙や湯気が多い場所 | |
| 電源 | 電池式 | 電池で動く | どこでも |
| 家庭用電源式 | コンセントなど家庭の電気で動く | 電源が近くにある場所 | |
| 知らせ方 | 単独型 | 火災を感じた警報器だけが鳴る | 部屋が少ない住まい |
| 連動型 | 1つが火災を感じると、つないだすべての警報器が鳴る。配線式と無線式がある | 2階建て、部屋が多い住まい |
選ぶ基準
- 検定に合格した製品を選ぶ。2014年4月から、検定に合格した製品には「合格の表示」が付いています(それ以前の「NSマーク」の製品も、2019年3月末まで販売されていました)。
- 寝室と階段は煙式。台所は、煙式か熱式かを条例と置く場所に合わせて選びます。
- 2階建てや部屋が多い家は連動型を考える。2階の寝室にいても、1階の台所の火災に気づけます。
- 高齢の人や耳が聞こえにくい人がいる家は、音や光の補助警報装置を足す。消防庁も増設をすすめています。
ホームセンターや電器店のほか、ガス事業者からも買えます。
取り付ける位置
| 付ける所 | 位置 |
|---|---|
| 天井 | 壁やはりから0.6m以上離す |
| 壁 | 天井から15cm以上、50cm以内 |
| 換気口やエアコンの吹き出し口の近く | 吹き出し口から1.5m以上離す |
点検と交換
- 定期的に作動を確かめる。点検ボタンを押すなどして、鳴るかを確かめます。
- 10年を目安に交換する。警報器は常に動いていて、寿命は10年とされています。本体の製造年を見て、10年たっていれば取り替えます。
家の火災を防ぐほかの備えは、住宅用消火器の選び方、感震ブレーカーの選び方、地震火災と通電火災を防ぐにまとめています。
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