感震ブレーカーとは
感震ブレーカーは、一定以上の揺れを感じると、自動で電気を止める装置です。地震で倒れた電気ストーブや傷んだ配線から火が出る「電気火災」を防ぎます。なぜ地震のあとに電気から火が出るのかは、地震火災と通電火災を防ぐで説明しています。
4つの種類
費用は、内閣府の検討会の資料に示された当時の目安です。今の価格は製品や工事の内容で変わります。
| 種類 | 費用の目安 | 電気工事 | 止まるまで | 止まる範囲 |
|---|---|---|---|---|
| 分電盤タイプ | 約5〜8万円 | 必要 | 揺れてから3分後 | 家全体 |
| 感震リレータイプ(分電盤の外付け) | 約2〜4万円 | 必要 | 揺れてから3分後 | 家全体 |
| コンセントタイプ | 約5千〜2万円(コンセントごとに必要) | 必要なものと、差し込むだけのものがある | 揺れと同時 | そのコンセントだけ |
| 簡易タイプ | 約3〜4千円 | いらない | 揺れと同時 | 家全体 |
- 分電盤タイプ は、分電盤に揺れを感じるセンサーが入っているものです。止まる前に知らせる機能があり、揺れてから3分は電気が使えるので、その間に明かりをつけて逃げられます。
- 感震リレータイプ は、今の分電盤に後から付けるものです。漏電ブレーカーが付いている分電盤でないと使えません。
- コンセントタイプ は、そのコンセントにつないだ電気器具だけを止めます。家の中の配線から出る火は防げません。
- 簡易タイプ は、おもりが落ちたりばねが動いたりして、ブレーカーのつまみを下げる器具です。ホームセンターなどで買え、自分で取り付けられます。
家に合う選び方
- 分電盤を取り替える予定がある家や、新しく建てる家 は、分電盤タイプ。止まる確実さが高く、家の配線からの火も防げます。
- 今の分電盤に漏電ブレーカーが付いている家 は、感震リレータイプ。分電盤ごと取り替えるより安く済みます。
- 人工呼吸器などの医療機器を使っている家 は、家全体を止めるタイプだと命に関わるおそれがあります。電気ストーブなど熱を出す器具だけをコンセントタイプで止める方法を考え、医療機器の予備の電源も用意します。ポータブル電源の選び方
- 賃貸の家や、まず手軽に始めたい家 は、簡易タイプ。ただし、取り付け方やおもりの重さによって、うまく動かないことがあります。説明書どおりに付け、ブレーカーのつまみが確実に下がるかを確かめます。
付ける前に知っておくこと
- 揺れと同時に止まるタイプは、夜だと真っ暗になる。コンセントタイプと簡易タイプは揺れた瞬間に止まります。寝室と玄関に、電池式の明かりを置いておきます。停電への備え
- 電気を戻すのは、家の中の安全を確かめてから。ガス臭くないか、倒れた電気器具がないか、コードが傷んでいないかを見てから、ブレーカーを上げます。
- ときどき確かめる。分電盤・感震リレー・コンセントタイプは、定期的に動作を確かめ、使える年数に合わせて管理します。簡易タイプは、外れたりずれたりしていないかを見ます。
- 自治体の補助があることがある。感震ブレーカーの購入や設置を支援している市区町村があります。防災の補助制度で探せます。
家の火災を防ぐほかの備えは、住宅用火災警報器の選び方と住宅用消火器の選び方にまとめています。
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