河川敷は、川の一部
河川敷でのバーベキューや花火、キャンプは、水に入らない遊びです。それでも、毎年多くの水の事故が起きています(政府広報オンライン)。
警察庁のまとめでは、2024年(令和6年)の水難は1,535件・1,753人。そのうち816人が亡くなるか、行方不明になりました。場所別では、海(45.6%)の次に多いのが河川(35.3%)です。中学生以下の子どもでは、亡くなった人・行方不明の人28人のうち、河川が64.3%を占めています。
河川敷は、川の水が増えたときに水が流れる場所です。ハザードマップに浸水想定の色が付いていなくても、それは変わりません。
晴れていても、川は増える
国土交通省は、上流の大雨で起こる川の急な水位の上昇を「急な増水」と呼んでいます。
遊んでいる場所では晴れていたり、雨が少ない場合もありますが、上流の降雨や急な増水に気付かず、避難が遅れて流されるなど水難事故につながってしまう場合があります。(京浜河川事務所)
見るのは、いまいる場所の空だけでは足りません。川の上流の天気も確かめます。
行く前に見るところ
- 天気予報を、上流の地域までふくめて見る。 行き先だけでなく、その川が流れてくる方角の予報も確かめます。
- 川の水位を見る。 国土交通省の川の防災情報で、水位の観測所、河川カメラ、雨量を見られます。
- 上流にダムがあるかを知っておく。 ダムの放流で水が増えるときは、警報で知らせがあります。ダムの管理者からの知らせに気をつけます(政府広報オンライン)。
- 行き先の住所を調べる。 住所でハザード確認で、洪水の想定と近くの避難場所が出ます。結果の下から、その地点の川の水位も開けます。
花火大会に行くときは、花火大会の会場のページに、会場ごとの想定と当日に見るところをまとめています。
場所の選び方
政府広報オンラインが挙げている、気をつける場所です。
- 中州。 水が増えると逃げ道がなくなり、取り残されます。
- 草が生えていない河原。 水が増えたときに流れている場所のしるしです。
- 川幅が狭い場所。 短い時間で水位が上がり、流れが速くなります。
- 「危険」の掲示板がある場所、立入禁止の場所。 そこでは遊びません。
すぐ川から離れる合図
次の変化は、川の水が急に増えるしるしです。すぐに避難します(政府広報オンライン)。片づけは後回しです。
- 上流の空に、黒い雲が見えた
- 雷が聞こえた
- 雨が降り始めた
- 落ち葉や流木、ごみが流れてきた
- 水が急に冷たく感じた
- 水位が急に低くなった
持っていくもの、決めておくこと
- ライフジャケット。 川に入らなくても、足を滑らせて落ちることがあります。国土交通省は、ライフジャケットを「川のシートベルト」と呼び、子どもにも大人にも着けるよう呼びかけています。体に合った大きさのものを選びます。
- 連絡の手段。 携帯電話を、ストラップの付いた防水の袋に入れておきます。助けが要るときは110番か119番です。
- 一人で行かない。 行き先と帰る時刻を、家族に伝えておきます。
- 子どもから目を離さない。 子どもは、絶対に一人で遊ばせません。
- お酒を飲んだら、川に入らない。 判断も動きもにぶくなり、子どもから目が離れることにもつながります。
まず今日やること
くわしい資料は、国土交通省の河川水難事故防止ポータルサイトにまとまっています。大雨のときの避難は洪水・浸水から逃げるに書いています。