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高層階の揺れと室内の安全 長周期地震動に備える

高層階では、ゆっくり大きく長く揺れる長周期地震動で、家具が「倒れる」より先に「滑って動く」ことが起きます。気象庁の長周期地震動階級ごとの室内の状況と、キャスター付きの家具・ガラス・避難経路の守り方をまとめます。

この記事の内容(6項目)
  1. 高層階の揺れは「長く、大きく、ゆっくり」
  2. 揺れの大きさ(長周期地震動階級)と室内の様子
  3. 「滑る」を止める備え
  4. 揺れている間と、おさまったあと
  5. 家の中の安全を確かめる
  6. まず今日やること

高層階の揺れは「長く、大きく、ゆっくり」

規模の大きな地震では、ゆっくりとした周期の揺れ(長周期地震動)が生まれます。気象庁は、この揺れについて「高層ビルは大きく長時間揺れ続けることがあります」「遠くまで伝わりやすい性質があり」、震源から数百km離れていても大きく揺れることがあるとしています。

高層階で怖いのは、家具が倒れることだけではありません。気象庁は「家具類が倒れたり・落ちたりする危険に加え、大きく移動したりする危険があります」としています。滑って動くのが、高層階の揺れの特徴です。

揺れの大きさ(長周期地震動階級)と室内の様子

気象庁は、高層ビルでの揺れを4段階の「長周期地震動階級」で表します。解説表には次のように書かれています。

階級 人の体感・行動 室内の状況
1(やや大きな揺れ) 室内にいたほとんどの人が揺れを感じる。驚く人もいる ブラインドなど吊り下げものが大きく揺れる
2(大きな揺れ) 物につかまりたいと感じる。つかまらないと歩くことが難しい キャスター付き什器がわずかに動く。棚の食器類、書棚の本が落ちることがある
3(非常に大きな揺れ) 立っていることが困難になる キャスター付き什器が大きく動く。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある
4(極めて大きな揺れ) 立っていることができず、はわないと動くことができない キャスター付き什器が大きく動き、転倒するものがある。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある

階級3と4では、間仕切り壁などにひび割れ・亀裂が入ることがあるとされています。

「滑る」を止める備え

家具を固定する順番は戸建てと同じですが(家具固定の始め方)、高層階では次の点を足します。

揺れている間と、おさまったあと

家の中の安全を確かめる

揺れたあと、次のようなことがあれば管理会社・管理組合に伝えます。

まず今日やること

  1. キャスター付きの家具を1つ選び、ストッパーをかける。
  2. 寝室の背の高い家具を、倒れても寝る場所に届かない位置に移す。
  3. 食器棚の扉に開き止めを付ける。
出典・参考
最終更新: 2026-09-20