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停電でマンションに起きること エレベーター・水道・オートロック

停電するとマンションではエレベーターが止まり、給水ポンプが止まって高層階から断水します。大阪府北部地震の実際の数字、エレベーターに閉じ込められたときの行動、階段の上り下りの備え、非常用電源の考え方をまとめます。

この記事の内容(6項目)
  1. 停電すると同時に止まるもの
  2. エレベーターは「止まるのが普通」
  3. 閉じ込められたときの行動
  4. 階段の上り下りを前提にする
  5. 非常用電源という選択肢
  6. まず今日やること

停電すると同時に止まるもの

マンションでは、電気が止まると次のものが一度に使えなくなります。

止まるもの 起きること
エレベーター 階段だけになる。水や食料を運び上げられない。閉じ込めが起きることがある
給水ポンプ 受水槽が無事でも、上の階へ水が上がらず断水する
オートロック・自動ドア 解錠の方法を管理組合で決めていないと出入りできない
機械式駐車場 車を出せない。避難に車を使えない
共用部の照明 廊下・階段・エントランスが暗くなる
インターホン 各戸の呼び出しや、管理室からの放送が使えない機種がある

在宅避難が前提になる一方で、生活に必要なものが同時に止まります。備蓄を7日分にする理由はここにあります。

エレベーターは「止まるのが普通」

2018年の大阪府北部地震(最大震度6弱)について、国土交通省は次の数字を報告しています。

強い揺れを感じると地震時管制運転装置が働き、最寄りの階で止まってドアを開けます。停電でも止まります。問題はその後で、再び動かすには保守員による点検が要ります。地震のあとは道路の渋滞や通信の混雑で到着が遅れ、復旧に時間がかかります。

閉じ込められたときの行動

  1. かごの中の非常用ボタンを押し、インターホンで話す。 つながらなくても、繰り返し押します。
  2. 無理にドアをこじ開けない。 階の途中で止まっていることがあり、転落の危険があります。
  3. その場で待つ。 大阪府北部地震では、救出までの平均は約80分、約9割が約180分以内でしたが、最も長いものは約320分かかりました。
  4. 体力を保つ。 座って待ち、スマホは連絡用に節約します。

エレベーターに乗るときは、非常用のキャビネット(防災キャビネット)があるか見ておきます。 水・簡易トイレ・ライトが入っている備えで、東京都は「東京とどまるマンション」の登録マンションに購入費の補助をしています。

階段の上り下りを前提にする

高層階では、水1箱(2L×6本)を運び上げるだけで大仕事です。

非常用電源という選択肢

管理組合で備えるなら、停電中にエレベーター1台と給水設備を動かすことを目標にします。東京都は「東京とどまるマンション」の登録マンションに、非常用電源(蓄電池・発電機)、太陽光発電設備、V2X設備の導入費を補助しています。エレベーターについては、閉じ込めを防ぐ「リスタート運転機能」や、早期に復旧させる「自動診断・仮復旧運転機能」の設置も補助の対象です。

国土交通省も、既存のエレベーターに自動診断・仮復旧運転機能を追加するよう呼びかけています。お住まいの都道府県・市区町村に同じような補助がないかは、防災の補助制度で確かめられます。

まず今日やること

  1. 停電時にオートロックをどう開けるか、管理組合の決まりを確かめる。
  2. 玄関と寝室に、電池式の明かりを置く。
  3. 水と食料を7日分そろえ、階段で運ばずに済むようにする。
出典・参考
最終更新: 2026-09-20