何が起きたか
1995年(平成7年)1月17日5時46分、淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が起きました。神戸市などの一部の地域では震度7でした。多くの人がまだ寝ている時間でした。
| 項目 | 被害(消防庁の確定値) |
|---|---|
| 死者 | 6,434人 |
| 行方不明者 | 3人 |
| 負傷者 | 43,792人 |
| 住家の全壊 | 104,906棟 |
| 住家の半壊 | 144,274棟 |
教訓1 命を奪ったのは、家の倒壊だった
内閣府の防災白書によると、亡くなった人の約8割は、住宅や建物の倒壊に巻き込まれた窒息死・圧死でした。倒壊した住宅や建物の多くは、1981年(昭和56年)に改正される前の古い耐震基準で建てられたものでした。
地震が起きたのは、多くの人が家で寝ている時間でした。夜や早朝の地震では、家そのものが倒れないこと、寝ている場所に家具が倒れてこないことが、命を守る第一の条件です。
今の備えにつなげる
- 1981年5月31日以前に建築確認を受けた木造住宅は、耐震診断を受ける。多くの自治体に補助があります。防災の補助制度
- 寝室の背の高い家具を固定するか、寝室から出す。家具固定の始め方
- 枕元にスリッパか靴、懐中電灯を置く。割れたガラスの上を歩くことになるためです。
教訓2 助けに来たのは、家族と近所の人だった
平成26年版の防災白書によると、倒壊した建物から救出されて生き延びた人の約8割は、家族や近所の住民などに助け出されていました。消防・警察・自衛隊に救出された人は約2割です。別の調査では、自力で脱出した人と、家族・友人・隣人に助けられた人を合わせると、9割を超えていました。
大きな地震の直後は、あちこちで同時に救助が必要になります。消防や警察がすぐに来られるとは限りません。
今の備えにつなげる
- 近所の人と、あいさつを交わせる関係をつくる。誰がどこに住んでいるかを知っていることが、救助の手がかりになります。
- 高齢の人や体の不自由な人が近くに住んでいるなら、自治会や民生委員と、災害のときに誰が声をかけるかを話しておく。
- 自治会や学校の防災訓練に参加する。学校・自治会向けの教材
教訓3 地震のあとの火災
阪神・淡路大震災では、原因がわかった火災139件のうち、85件(約6割)が電気に関係していました。停電から電気が戻ったときに、倒れた電気ストーブや傷んだコードから火が出る「通電火災」も起きています。
今の備えにつなげる
- 避難するときは、ブレーカーを落とす。
- 感震ブレーカーを付ける。地震火災と通電火災を防ぐ
1月17日にやること
1月17日は「防災とボランティアの日」、1月15日から21日は「防災とボランティア週間」です。この時期に、家族で次のことを確かめてください。
- 寝室に、寝ている人の上に倒れてくる家具がないか見る。
- 家がいつ建てられたか確認する。古ければ、耐震診断の補助を調べる。
- 災害用伝言ダイヤル171を試す。1月15日から21日は体験利用できます。家族の安否確認と171