元日の夕方に起きた能登半島地震
2024年1月1日16時10分、石川県能登地方でマグニチュード7.6の地震が起き、輪島市と志賀町で震度7を観測しました。石川県能登には大津波警報が出ました。
年末年始や連休は、帰省や旅行で、ふだんと違う場所にいる人が多い時期です。この地震の被害と教訓は能登半島地震から学ぶにまとめています。自宅の周りの避難場所は知っていても、帰省先や旅行先の避難場所を知っている人は多くありません。
出発前に確認すること
- 行き先のハザードマップを見る。 住所でハザード確認に帰省先や宿の住所を入れると、洪水・土砂災害・津波の危険と、近くの避難場所がわかります。
- 防災アプリに行き先の地域を登録する。 多くの防災アプリは、現在地のほかに複数の地域の情報を受け取れます。
- 常用薬を予定より多めに持つ。 交通が止まると、帰れない日が数日続くことがあります。お薬手帳のコピーかアプリも持っていく。
- モバイルバッテリーを満充電にして持っていく。
- 家族の連絡方法を確認する。 別々に移動するときは、安否確認の方法を決めておく。
着いたらやること
- 宿では非常口と避難経路を見ておく。 部屋に貼ってある避難経路図で、階段の位置を確認します。
- 海の近くでは、高い場所への道を確認する。 海岸や観光地には、津波避難場所や津波避難ビルの標識があります。散歩のついでに一度見ておくと、いざというときに迷いません。
- 帰省先の家で寝る場所を確認する。 背の高い家具のそばや、古い家の1階で重いものの下になる場所は避けます。
旅先で地震にあったら
- まず身を守る。揺れている間は、落ちてくるもの、倒れてくるもの、移動してくるものから離れる。
- 海の近くで強い揺れや長い揺れを感じたら、津波警報を待たずに高い場所へ逃げる。
- 津波警報や大津波警報が出たら、海岸や川の近くから離れ、できるだけ高い場所へ。車での避難は渋滞に巻き込まれやすい。
- 山あいでは、崖や斜面から離れる。地震のあとは土砂災害が起きやすくなっている。
- 宿や観光施設では、従業員の指示に従う。
地震直後の行動は地震直後の行動 最初の10分、津波からの避難は津波からの避難に詳しくまとめています。
帰れなくなったら
大きな災害のあとは、鉄道や道路が止まり、数日帰れなくなることがあります。
- 無理に移動しない。道路が混むと、救助や物資の車が通れなくなる。
- 宿泊先や自治体の案内に従って、避難所や宿で待つ。
- 家族や勤務先に、いる場所と無事を伝える。電話がつながりにくいときは、災害用伝言ダイヤル171や災害用伝言板を使う。
帰省したら、実家の備えを点検する
帰省は、離れて暮らす親の家の備えを確かめる機会です。とくに高齢の親だけで暮らしている家では、次のことを一緒に確認します。
- 寝室の家具が固定されているか。 夜の地震では、寝ている場所に家具が倒れてくるのが最も危険です。家具固定の始め方
- 家が1981年(昭和56年)5月31日以前に建築確認を受けたものかどうか。 古い耐震基準の木造住宅は、耐震診断の補助がある自治体が多い。防災の補助制度
- 備蓄と常用薬があるか。 薬の名前と量をスマホで撮っておくと、災害時に家族が代わりに手配できる。
- 避難するときに誰が手を貸すか。 近所の人や自治会と話してあるか、避難行動要支援者名簿に載っているかを確認する。高齢者のいる家庭の備え
- 親のスマホに防災アプリが入っているか。 実家の地域の避難情報が通知される設定にしておく。
まず今日やること
- 次に行く帰省先や旅行先の住所を、住所でハザード確認に入れてみる。
- 実家の寝室に背の高い家具がないか、親に電話で聞いてみる。