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ローリングストックのレシピ 備蓄の食品で作る、水と火を節約するごはん

缶詰、乾物、無洗米など、ふだんから備えておく食品で作れる料理です。ポリ袋で湯せんする方法や、火を使わない和え物で、災害時に貴重な水と燃料を節約できます。月に一度作って、古い備蓄から食べていきましょう。

この記事の内容(9項目)
  1. 作って食べるところまでが備蓄
  2. 水と燃料を節約するコツ
  3. 主食: ポリ袋で炊くご飯
  4. 主菜: サバ缶の炊き込みご飯
  5. 副菜: 切り干し大根とツナの和え物(火も水も使わない)
  6. 汁物: 乾燥わかめとトマト缶のスープ
  7. デザート: フルーツ缶とビスケット
  8. 月に一度の「備蓄ごはんの日」
  9. まず今日やること

作って食べるところまでが備蓄

備蓄の食品は、ふだんから食べて、食べた分を買い足す「ローリングストック」で回すと、期限切れを防げます。仕組みはローリングストック入門にまとめています。

食べ慣れていない非常食は、災害時にのどを通りにくいことがあります。月に一度、備蓄の食品だけで1食作ってみると、古いものから使えて、いざというときの練習にもなります。

農林水産省は、災害時でも「主食+主菜+副菜」のバランスを考えた食事が大切だとしています。ご飯やパンだけでなく、たんぱく質のとれる缶詰と、野菜や海藻の乾物も備えておきます。

水と燃料を節約するコツ

ポリ袋で湯せんするときの注意

主食: ポリ袋で炊くご飯

株式会社明治が紹介している方法です。1袋で1合(茶わん2杯ほど)炊けます。

材料 量
無洗米 1合(150g)
水 1カップ(200ml)
  1. 耐熱の高密度ポリエチレン製の袋に、米と水を入れる。空気を抜きながらねじり、袋の上の方で結ぶ。
  2. 鍋の底に平たい皿を敷き、鍋の半分まで水を入れて、袋を入れる。
  3. ふたをして強火にかけ、沸騰したら中火〜弱火にして約20分加熱する。
  4. 火を止め、ふたをしたまま10分蒸らす。袋を開けて、そのまま食べられる。

無洗米なら米を研ぐ水がいりません。袋を2つ3つ同時に入れれば、家族の分を一度に炊けます。

主菜: サバ缶の炊き込みご飯

上のご飯の応用です。主食とたんぱく質を1袋でとれます。

材料 量
無洗米 1合(150g)
サバの水煮缶 1缶の半分と、缶の汁
水 缶の汁と合わせて200ml
しょうゆ 小さじ1
  1. 袋に米、缶の汁と水(合わせて200ml)、しょうゆを入れ、軽く混ぜる。
  2. サバを上にのせ、空気を抜いて結ぶ。
  3. 「ポリ袋で炊くご飯」と同じように、約20分湯せんし、10分蒸らす。袋の上からもんで、サバをほぐす。

サバの代わりに、焼き鳥缶やツナ缶でも作れます。味の付いた缶詰を使うときは、しょうゆを減らします。

副菜: 切り干し大根とツナの和え物(火も水も使わない)

材料 量
切り干し大根 ひとつかみ(15gほど)
ツナ缶(水煮) 1缶(汁ごと)
しょうゆか、ポン酢 少々
  1. ポリ袋に切り干し大根を手で短くちぎって入れ、ツナを缶の汁ごと加える。
  2. 袋の上からよくもみ、20分ほど置いて切り干し大根を汁で戻す。
  3. 味を見て、しょうゆかポン酢で整える。

油漬けのツナ缶だと、切り干し大根がうまく戻りません。水煮の缶を使います。乾燥わかめやコーン缶を足すと、彩りと栄養が増えます。

汁物: 乾燥わかめとトマト缶のスープ

材料 量
カットトマト缶 1缶
水 1カップ(200ml)
乾燥わかめ 大さじ1
コンソメ(顆粒) 小さじ1
  1. 鍋にトマト缶、水、コンソメを入れて温める。
  2. 沸いたら火を止め、乾燥わかめを入れて1〜2分置く。

体が冷えるときは温かい汁物がうれしいものです。トマト缶は野菜が不足しがちな避難生活で役に立ちます。

デザート: フルーツ缶とビスケット

フルーツ缶を器かポリ袋に出し、ビスケットを砕いてのせます。火も水も使いません。甘いものは、疲れたときや子どもが不安なときの助けになります。

月に一度の「備蓄ごはんの日」

  1. 月に一度、たとえば毎月1日を「備蓄ごはんの日」に決める。
  2. 期限の近い缶詰や乾物から選んで、1食作る。
  3. 使った分を買い足す。マイ防災ページに期限を登録すると、メールで知らせることもできる。

食品の選び方は非常食の選び方、必要な量は備蓄計算にまとめています。もっと多くのレシピは、農林水産省の災害時の簡単レシピにも載っています。

まず今日やること

  1. 家にある缶詰と乾物の期限を確かめる。
  2. 耐熱の高密度ポリエチレン製のポリ袋を用意する。
  3. 次の休みに、ポリ袋でご飯を1袋炊いてみる。
出典・参考
最終更新: 2026-09-19